年末ですが、紙のMTGの機会がなく書くこともないので
ヨーグモスの意志の思い出でも書いておきます。

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ヨーグモスの意志

Yawgmoth’s Will / ヨーグモスの意志 (2)(黒)
ソーサリー

ターン終了時まで、あなたは、あなたの墓地から、土地をプレイしても
呪文を唱えてもよい。
このターン、あなたの墓地にいずれの領域からでもカードが置かれるなら、
代わりにそれを追放する。
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効果はいたってシンプルですね。

~以下、ヨーグモスの意志が登場したあたりの話~

まずこのカードが入っていたセットのウルザズサーガですが、
単純にどのカードも強くて、MTGを始めた頃の4,5版やクロニクルで良く
名前が出ていたセラやウルザ等がストーリーに出てきたことから個人的には
非常に好きなセットでした
(本人達がカードとして出てきたわけではないですが。。)

このセットのカードパワーについては言うまでもなく、
トレイリアのアカデミーからはあっさり青2,3マナが出たり、
騙し討ちとか言うカードで手札のファッティがマナコスト無視で速攻で
殴りに来るのを見て、あれ、このセット何かおかしくね?と当時学生の
自分でも普通に思いました。
後に流行るMOMAですが、私が遊んでいた環境はカジュアル環境だったので
完全体MOMAと対峙することはありませんでした。
それ無しでもアカデミー単体の性能は狂っていたと思います。

このセットのカードの大半は最初はテキストを見て、あれ?まじでこの
テキストで合ってる?と何度も効果を確認した記憶があります
(以前のセットの擬態の仮面の件もあったので)。
特に何度も見返したのは騙し討ち。死体のダンスでせっせとリアニメイト
するのがあほらしくなるほどニコル=ボーラスで相手の手札を吹き飛ばすのが
簡単になりました。

ガイア揺籃の地も今でこそレガシーで活躍しているカードですが、
当時は同じサイクルのアカデミーの方が強すぎて個人的にはあまり
印象はなかったです。
同じサイクルのセラの聖域は絵が良くてパックから出た時はセラ関連の
カードで喜んだ記憶があります。サイクルの残りの黒と赤は…シヴの…
何でしたっけ?

本題のヨーグモスの意志もアカデミーと同じくぶっ壊れのひとつとされている
カードですが、他でも言われているように当時はカードプールがそこまで
広くはなかったので、ウルザズサーガの中でも上位に位置するくらいに
強い程度の認識でした。
ウルザズサーガが出た当時のこのカードの単品価格は1800円~2500円
くらいで推移していた記憶があります。

しかしながら当時黒ばかり使っていた私としてはこのカードはトレイリアの
アカデミー以上に強いカードと信じており、このセットが出た当時、
真っ先に欲しいなと思いました。
ただ、学生の自分にはカードを単品で買うという概念はなく、
そういうカードは祈ってパックから引くかトレードするかのどちらか
しかありませんでした。
まぁ、それでとりあえず祈ってパックを開けたら1枚出ました。

しかしながら1枚のみでは満足しなかったので、トレードで追加で
2枚程入手しました。
このカードのトレードの材料としてモックスダイアモンド等を
手放したわけですがまぁ。。

2020年現在、当然レガシーでは文句無しの禁止カードで、
使用可能な環境はEDHかヴィンテージでヴィンテージでも1枚制限なので
1枚持っていれば十分です。

当時のこのカードの使い方としては
暗黒の儀式で出た3マナでこれを唱えて、墓地からまた暗黒の儀式を
唱えて3マナ出してと割とインチキくさい動きが出来るので暗黒の儀式が
複数枚墓地に落ちているとフリースペルどころかさらに使えるマナが増えます。とは言え当時のカードプールだとそれでやれることはそこまで大したことは
なく、私の場合だとせいぜいゲーム後半にリソースが尽きたところから
これを使って墓地に落ちている複数枚の暗黒の儀式でマナを出しまくって、
墓地に落ちているいくつか唱えたりするのがせいぜいでした。

うーん全然健全なカードじゃないですか。よし。レガシーで禁止解除しよう!

再録禁止カードのひとつで、アメリカでのEDH需要もあって今年に入って
特に英語版のお値段が上がっているようです。何年か前に復帰した時点で
1200円くらいで売っていたのが今では懐かしいですね。

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