宝物トークンギミックを積んだデッキは嫌というほど見たので、
今回は次点でよく見るデッキです。

■青白緑パーティ

パーティのギミックを最大限利用するアグロデッキ

このデッキも現スタンダードに存在するデッキですが、
Tier1のカードパワーに押されてそこまで流行っているデッキでは
なかったと思います。
しかしスタンダード2022の環境ではスタンダードからデッキパワーを全く
落とさずに機能することから最近良く見るようになっています。

基本はクリーチャーを横展開するタイプのデッキで
1,2,3マナにカードが集中しておりマナカーブ通りに動けると
相手は対処しきれずに押しつぶされることが多いです。
1マナクリーチャーは最低8枚。2マナクリーチャー多数、
3マナクリーチャー/英雄譚はも最低8枚で、土地さえ詰まらなければ
おおよそ1ターン目から動くことができます。
3マナのよくわからに青緑のエンチャントが割とキーカードで
1,2,3章がすべてを最大限活用するものと思います。
緑を入れていることで多相クリーチャーを多く取ることができるので
パーティの条件はすぐに満たすことができます。
リンヴァーラを備えているので全体除去にもある程度耐性があります。
影の評決が致命的ですが、青含みのデッキなのでパーティを条件とする1マナ
カウンター呪文が刺さったりします。その1マナを例の1マナクリーチャー
から捻出するのがたちが悪いです。
弱点はクリーチャー単体のスペックがそこまで高くないことで
クリーチャーの数を丁寧に減らされると動きが遅くなり、
相手のフィニッシャーに一転攻勢されることがあります。

個人的にはこの環境ではTier1に近い位置にあるデッキでは
ないかと思いますが、自身で使ったことは無いんでよくわからない
ですね。

■イゼットライブラリアウト
呪文をコピーする呪文を使って、ライブラリを吹き飛ばす呪文を
コピーして相手のライブラリを削るデッキです。
当然序盤はカニで削るようです。2022環境ではコピー呪文は数種類
あるので、中盤以降まで場を維持して生き残ると一気にライブラリを
削りに行くようです。
弱点はこれまでのライブラリアウトと変わらず、速いデッキ相手には
無力だと思います。

■黒単除去+ハンデス
スタンダードにも存在しますが、アグロデッキに深い憎しみを持つ人が
やけくそになって作ったデッキと思われます。
フィニッシャーはターグリットかミシュラランドでそれ以外は
ハンデスか除去です。
2022環境でもハンデスと除去の性能はまぁ優秀で
アグロデッキだと除去で場を捌かれながら、2枚ハンデスで
ハンドアドバンテージを取られてリソースが尽きて後は
除去を構えながら相手のトップを処理するという嫌な流れ
に持ち込まれます。
ドロー能力がそこまで無いので相手にハンドアドバンテージを
稼がれると逆にリソースが尽きて死ぬことが多いと思います。
特に今の環境で蔓延しているよろめく論争セットで死が見えると思います。
対抗して自身もよろめく論争(+ハンデス生物)を使ってハンドアドバンテージ
を稼ぐタイプの構築もあるようですが、そうすると除去カードが減って
逆にアグロに押し切られるパターンも見られます。
後、意外と墓地に干渉しないので(一応2枚ハンデス+墓地掃除は
あるものの)墓地をリソースとして使われると弱いと思います。


以下、書き忘れていたので追記

■ティムールランプ

耕作は抜けたもののマナ加速手段はまだまだ豊富
最近はマナ加速機能を持ったクリーチャーが優秀
1マナで場に出て2マナ支払い(タップ不要)で土地を持ってくるクリーチャー
4マナCIPで土地をアンタップインさせてくる3/4クリーチャー
宝物トークンを生成する亭主
そして黄金架

マナ加速した上で以下で締める
コーマ
黄金架
アールンドの天啓
手札から場に出たら巨人以外をバウンスするおじさん
青のミシュラランド

マナ加速した後で打ち込んでくる呪文がいずれも強く、
受けのコントロールでの1対1交換だとおそらくリソースが尽きて死ぬことが
ほとんどだと思います。
加えてティムール特有のここぞというときのカウンターも搭載しています。
基本的に押している状況だとカウンターはここぞというときだけ撃てば
よいので枚数が少なくてもおおよそ何とかなります。
おそらくは襲来の予測とゼロ除算の2種が入ると思います。

弱点は速攻系のデッキだと思いますが、5マナの全体4点火力の英雄譚が
あることと4マナ3/4マナ加速のクリーチャーが居るのでそれらで
普通に間に合ったりします。

エスパーコントロール寄りのローグデッキを使っている自分からすると
かなり苦手なデッキではあります。


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